基本性能の向上
1.作画できるデータ量の拡大
64bit対応
64bit化により、パソコンの搭載メモリをすべて利用できるようになります。
3D形状の詳細化や大規模物件の1図面データ化による、図面データの大容量化に対応します。
※64bit版のCADEWAは、64bitOSのWindows7,8でのみ実行できます。
32bitOSでは起動できません。
※64bit版では8~192GBまでメモリを利用できます。
(OSにより上限が異なるので注意)
2.データ構造の見直し
ファイルサイズ、要素数の低減
従来のCADEWAは、断面要素がある部材を作画すると全ての表示軸に要素を登録していましたが、2013では開設した表示軸にのみ断面要素を登録する機能を追加します。
(ウィンドウが開かれた時点で自動作成)
これにより、ファイルサイズ削減,メモリ使用量削減、レスポンス改善が見込まれます。
3.レスポンス向上
2次元の表示速度向上
Core2等のマルチコアのCPUを活用することで速度向上を図ります。
2コア (Core2 Duo等) → 1~1.5倍程度を見込んでます。
4コア (Core i5/i7等) → 1~3倍程度を見込んでます。
※図面データやPC等の条件に依存し、効果がでない場合もあります。
3次元の表示
表示の途中でも操作ができる遅延表示技術を採用し、大きな図面でも従来より軽く操作ができます。
※OpenGLモードでのみ利用可能です。
図面データ連携の強化
1.IFC入出力機能の向上
IFC「開く」,「名前を付けて保存」コマンド
IFC読込み時、従来の1図面に複数階を読込む機能に加え、階毎に参照図面に分割して読込む機能を追加しました。
これにより、1図面に複数階を読込んだ場合と比べて要素数が少ない為、レスポンスよく図面を作成することができます。
IFC出力時、参照図面を出力する,しないの設定を追加しました。
これにより、複数の参照図面を統合して出力することができます。
IFCフロアレベル対応
IFC読込み時、IFCファイルの階レベル情報をフロアレベルとして扱えるようになります。
「1図面に読込む」場合は、異縮尺シートのフロアレベルとして読込みます。
「複数図面に分割して読込む」場合は、参照図面のフロアレベルとして読込みます。
これにより、ルート作画等でGLからのレベルを意識することなく部材を作画できます。
2.BE-Bridge Ver5.0対応
BE-BridgeVer5.0の読込みに対応しました。
これにより、「電気のケーブルラックや金属ダクト」「ダクト・配管の単線ルート」をCADEWAの部材として読込むことができます。
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操作性の大幅な向上
1.プロパティウィンドウによる直感的な操作
プロパティコマンドの刷新
部材や図形のプロパティ情報を常時表示させ一目で確認できます。
プロパティウィンドウから、単独・一括の情報変更・修正が可能です。
任意の部材を、色やレイヤ,要素種別で絞り込み検出することもできます。
また、選択項目を表形式で注釈作画することもできます。
2.ペーパーレイアウト図面の完成度向上
ペーパーレイアウト上で使用できるコマンドを追加します。
基本・設備共通 |
建築 |
空衛 |
電気 |
- レイヤ分解
- 部分図の呼出し
- 補助線
- サイズ注釈
- 切断記号
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- UP/DN記号
- 切断面表示記号
- 冷媒サイズ表
- 勾配記号
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設備専用機能の強化
1.空調・衛生
パターン接続(自動パターン絞り込み)
作画方法:「ルート指示」時、作画できる接続パターンの自動絞り込み機能を追加しました。
指示したルートの状態に応じて絞り込み結果を一覧表示することにより、初心者にも分かりやすい操作性となり、迷うことなく作画したいパターンを選択できます。
保温材表示コマンド
保温材の厚さを表示する機能を追加しました。
保温材を図面上に表示して可視化することにより、納まりチェックの精度が向上します。
2.電気
配線の複線化
単線で作画している配線を、CG配線に変換する機能を追加しました。
これにより、簡単かつスピーディに3D化することができイメージを伝え易くなるので、他設備との取り合い等で効果を発揮します。
CG配線作画
CG配線作画時に、ケーブルラック上の作画開始点、終点を指示してCG配線を自動作画する機能を追加します。
これにより、ケーブルラック上のCG配線作画にかかる時間短縮が図れます。
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