CADEWA Real 2017 をリリースしました!
2017年1月 4日
あけましておめでとうございます。
新春とはいえ、ますます寒さが厳しくなる今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
CADEWAの開発拠点がある四国では、寒さが厳しいといえども山間部には雪が積もらず、スキー場では人工降雪機のあるゲレンデ以外は滑れない状況です。
これも地球温暖化の影響でしょうか。
さて今回は、2017年最初の大きな話題をお届けします。
「新着情報」に掲載してますように、1月4日に「CADEWA Real 2017」をリリースいたしました!
ここでは力を入れて開発した「BIM対応の強化」と「現場での負担軽減対応の強化」の中から、三つの機能に絞ってご紹介いたします。
まず一つ目は、「BIM対応の強化」の一つである「BE-Bridgeと設備IFCデータ利用標準の最新バージョンへの対応」です。
BE-BridgeやIFCは、BIMの普及に伴い年々改訂されており、Realシリーズにおいても改訂にあわせ、後れを取る事なく対応しています。
対応においては、過去のバージョンの入出力も保証するために、多くのバージョン間での互換テストを行わねばならず、これが頭痛の種となっていますが、BIMの利用がますます広がるなか、最新のバージョンに対応した製品をできるだけ早くご提供するよう、互換テストの効率アップを図り、今回もリリースに間に合わすことができました。
次に二つ目は、「現場での負担軽減対応の強化」で追加された機能の中で私が一番便利だと思う、「作画設定」情報の図面への保存および図面からの読み込み機能です。
図面の受け渡しを行うだけで、同一の「作画設定」情報で図面の作画・編集を行うことができます。
この機能を作成するにあたって一番気を付けたところは、図面データのサイズ増加を最小限に抑えることです。
開発当初はなかなかサイズを小さくすることができませんでしたが、経験豊富な関係者と力を合わせて、「作画設定」情報を約1/16に圧縮して図面内に保存することができました。
すべての業務に言えることですが、行き詰まった時には1人で悩まず、同僚や関係者と協力し合うことの重要性を改めて感じました。
そして三つ目は、今後ますます増えるリニューアル工事に対応するために、新たに開発した「撤去記号」コマンドです。
撤去記号を一括作画できるので、たいへん便利です。
また、自動的に部材の工事種別を「撤去工事」などに変更できますので、「材料集計」コマンドを使えば、撤去する部材数量などを簡単に認できます。
なお「材料集計」コマンドでは、「指定範囲のみ集計」機能や「部材の重量や保温材数量の出力」機能も追加しましたので、運搬・設置時などの重量検討や部材発注などにも役立てていただけます。
ここでは、「BIM対応の強化」と「現場での負担軽減対応の強化」に関わる機能の一部をご紹介いたしましたが、これ以外にも2D・3DのPDF出力機能や、PDFデータの図面配置機能を搭載するなど、ご要望の多い機能の拡充を図っています。
これからも手綱を緩める事なく、より良い製品をお客様にお届けするよう開発を進める所存ですので、今後ともCADEWA Realをよろしくお願いします。
このページの先頭へ