CADEWA Real 2013をリリースしました。

2013年2月 4日

いつもお世話になっております。CADEWAの開発を担当しておりますKです。

今年の冬もやはり寒いですね!皆様、お体の方は大丈夫でしょうか?

2月4日にリリースしましたCADEWA RealのNewバージョン「CADEWA Real 2013」の数あるバージョンアップ項目の中から、3点ほどご紹介させていただきます。

先ず1点目は、「64bit対応」です。
始まりは、お客様からの1本の電話でした。
「建物全体が入ったBIM(IFCファイル)が読込めないんだけど・・・」
調べてみると、IFC読込み中に、メモリがパンクしていました。
直ちに、IFC読込み時の使用メモリ量を減らすようトライしましたが、それだけでは不十分。
そこで、パソコンに搭載されているメモリをすべて利用できる64bit化への挑戦が始まりました。
64bit化への道は、思ったより長くて苦労しましたが、CADEWA Real 2013で64bit化を達成でき、
前述の巨大なIFCファイルも読込めるようになりました。
お客様に喜んでいただけそうです。

2013burogu01.png


続いて2点目は、「軽量化と高速化」です。
先のお客様からは、「建物全体が入ったBIM(IFCファイル)が読込めたとしても、その後が大事。
大きな図面を軽く早く扱えないとね」との一言もいただいておりました。
そこで、CADEWA Real 2013では、「軽量化」と「高速化」にもチャレンジしました。
その成果の代表例として、次の2点をご紹介します。

○断面要素の取り扱い方法を拡張し、「正面のみ開設する」ケースや
 「断面を開設しないCADEWA Real LT」では、断面部のデータ容量を40%~60%軽量化(従来比)

○メモリおよびCPUの制御方法を刷新し、2次元および3次元の表示速度を、1.5倍~2倍に高速化
 (従来比)

この2点以外にも「軽くて・速い」を目指し、CADEWA Real 2013では色々と手を入れています。
「軽くて・速い」は永遠のテーマですので、今後もチャレンジ、続けます!



最後の3点目は、「プロパティ」です。
「操作画面上にプロパティを常時表示でき、全ての要素や部材のプロパティを簡単に選択そして変更できること」をコンセプトに開発をスタートしました。
コンセプトを形にするにあたって、常時表示するプロパティ画面、プロパティの見せ方、要素や部材の選択方法、そして、変更できるプロパティの項目などがキモでした。
そこで、CADEWA Real 2013では、下図のようなプロパティウィンドウと選択方法・変更機能を用意しました。
下図以外にも、ルート部材のサイズ・材質変更機能やルート部材のトレース選択機能を搭載し、
機能・操作性を刷新しておりますので、是非ご利用ください。
今後も、変更できるプロパティの項目を追加するなど、更なるプロパティ機能の強化に取り組んでいきます。

2013burogu03.png


以上、ご紹介しましたCADWEA Real 2013のバージョンアップ項目3点は、いかがでしたか?
この他にも多くのバージョンアップ項目がありますので、是非、
CADEWA Real 2013バージョンアップ機能一覧[PDF:4,167KB]」「製品情報」をご覧いただければ幸いです。

今後も、皆様のご期待に添える製品づくりを行ってまいりますので、CADEWA Realをより一層可愛がっていただきますようお願い申し上げます。

=開発者 Kより=


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